帝京大学 さま
1966年に創立された帝京大学さまは、教育指針として「実学」「国際性」「開放性」を掲げる大学です。加えて教育理念として「自分流」という考えをもとに教育活動を行っています。
さまざまな教育や地域連携の取り組みを行うなか、2008年より埼玉西武ライオンズともご交流いただいています。当時から行っていた「野球を通してこどもたちへの教育活動をさらに広げたい」という埼玉西武ライオンズの考えが「勉学とスポーツの両輪で、より良い人格形成につなげる」と考えている帝京大学さまとの考えと共鳴。以降さまざまな面での連携を図ってまいりました。
例えば管理栄養士を派遣していただき選手への栄養指導を行っていただいているほか、ベルーナドーム内のこども向け施設「テイキョウキッズルーム」と「テイキョウキッズフィールド」のネーミングライツのご契約をいただいています。
帝京大学さまには埼玉地区に近い八王子キャンパスがあり、埼玉からも多くの学生が通っています。そのため地域密着や地域貢献に対する連携で、埼玉西武ライオンズと理念が合致する部分が多かったそうです。
特に連携を深めている点は3点。1点目は「こどもと触れ合う教育研究」という点です。ドームのキッズエリア設立だけではなく、帝京大学さまの教員をめざす学生がインターンシップ先として埼玉西武ライオンズを訪れ、こどもとふれあう機会を創出しています。2点目は「地域交流や産業活性を学ぶ場」という点。今までライオンズが行ってきた地域のみなさんとの交流の場に帝京大学さまの学生も参加し、地域活性化やスポーツビジネスをリアルに学ぶ場として活用されています。
3点目が「トップアスリートを養成するための共同研究」という点です。プロの野球選手を擁する埼玉西武ライオンズとの提携により、アスリート育成の共同事業がスタート。特に「長くアスリートを続ける」を念頭においた医科学的サポートに力を入れています。2019年から「帝京大学スポーツ医科学センター」では、スポーツ選手に対する栄養管理を積極的に行っています。2024年にはベルーナドームの近くに「ライオンズ整形外科クリニック」の開業を予定しており、より密接な連携が可能になります。
提案当初から、帝京大学さまの考え方と埼玉西武ライオンズからの提案のベクトルが合致。特に帝京大学さまの理念である「実学」の精神に則った取り組みは、スピード感を持って実現していったそうです。
特に帝京大学さまの学生にも人気が高いのが、埼玉西武ライオンズへのインターンシップ。「課題解決型プログラム」をキャリアサポートセンターと連携して実施しています。これは実際に埼玉西武ライオンズが抱える課題を社員から学生へオリエンし、1ヵ月かけて企画立案・発表を行うものです。学生にとっては地域活性化や来場者数増加のためのマーケティング戦略を練る実学を得られ、ライオンズとしても学生からの貴重な意見を得られる場として活用。帝京大学さまも、ゆくゆくは授業のカリキュラムに組み込みたいと考えているほど、連携が強固になっている取り組みです。
通常であれば大学側の意思決定や球団側の実施プロセスに、長い時間がかかるもの。ですが帝京大学さまの場合、埼玉西武ライオンズと理念が合致する部分が多く、「ライオンズ整形外科クリニック」の開設についても1〜2年ほどで実現できました。
「肌感覚で埼玉地域・多摩地区での帝京大学の認知率が増えた」ともお話しいただき、埼玉地域・多摩地区に対して、良いブランド効果が現れているそうです。埼玉西武ライオンズとしても、今後は、野球だけではなく地域振興やこどもたちへの教育・支援などさまざまな面で連携してまいります。
お客さまの声
埼玉西武ライオンズさんからご提案いただく企画は、いずれも本学が目指す「実学」や、これから力を入れていきたい地域活性化・アスリート育成へのニーズに合致したものばかりです。また、こどもたちのスポーツ支援を、埼玉西武ライオンズさまと帝京大学が共に行っていることが、教育において重要な意味や価値を持つものだと考えています。
地域への貢献や認知度、信頼関係は、1年や2年で構築できるものではありません。そのため今後も埼玉西武ライオンズとは長く強固なパートナーシップを築いていきたいと思っています。
本学としても今後、スポーツ医科学やスポーツマーケティングの取り組みを強固なものにし、より実学の場として埼玉西武ライオンズさんと連携を深めてまいります!
廣瀬 多聞 さま
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