タマサービス さま
株式会社タマサービスさまは、埼玉県を中心にクリーニング店「Annika」を展開する企業。「日本一親切なクリーニング店を目指す」というコンセプトのもと、約40店舗を運営しています。
そんな同社では近年、ふたつの課題がありました。ひとつ目が「競合他社との差別化が難しく価格競争になりがちなクリーニング業界で、いかにブランディングを通じた差別化をするか」というもの。ふたつ目は、「クリーニング利用者が減少し、お客さまにとって身近な存在ではなくなってきている」ことでした。
今回、埼玉西武ライオンズのオフィシャルスポンサーとなっていただいたことで、「プロスポーツチームのスポンサーなら安心」と思ってもらえ、差別化に成功。店舗で試合の話しをするなど、クリーニング以外でのコミュニケーションが生まれ、独自性の高いブランディングに成功されました。また、Annikaの店舗は、ちょうどベルーナドームを中心に円状に広がっています。そのため各店舗のエリアにはライオンズファンの方が多く、埼玉西武ライオンズという共通点を通じてお客さまとより強い関係性を作ることができました。
さらに、冠スポンサー試合「クリーニングAnnikaスペシャルナイター」の実施日では特設ブースにてストラックアウトを実施。賞品として選手直筆サイン入りボールをプレゼントしています。来店促進のため店舗のクーポン券を賞品にするのではなく、「ライオンズファンが喜ぶものにしたい」という気持ちから、選手直筆サイン入りボールにしました。
他にも、埼玉県入間市にオープンした新店舗を盛り上げるため、お店で抽選イベントを開き、賞品として始球式の参加券をプレゼント。この企画が功を奏し、オープン直後から売上もアップしたそう。自社の宣伝ではなくお客さまにとって嬉しい賞品設計をされている点は、「日本一親切なクリーニング店を目指す」というコンセプトを体現しています。
埼玉西武ライオンズとオフィシャルスポンサーを契約したことは、社内でも好影響を生み出したそうです。冠スポンサー試合「クリーニングAnnikaスペシャルナイター」実施日にはブースにてイベントを実施しますが、そのための準備を通じてチームワークが高まりました。他店舗やクリーニング工場のスタッフなど、今までは関わりがなかった方とのコミュニケーションが生まれています。
多くの社員の方が楽しみながら積極的に準備に取り組んでいるのは、「埼玉西武ライオンズのオフィシャルスポンサーとなることで、会社としての信頼感が高まり売上につながる」という点を本山社長が事前にしっかり説明されたことがポイントです。これによりスポンサーを行う納得感が生まれ、会社の外からも「埼玉西武ライオンズのスポンサーなら、安心」と言ってもらえるそうです。
また、ブランディング戦略において、埼玉西武ライオンズのオフィシャルスポンサーだけでなく、お店のキャラクターを全面に押し出すことも重要視しています。キャラクターには、店名である「アニカちゃん」と命名。彼女を知ってもらうことでより身近な存在になり、「クリーニング屋に行く」ではなく「Annikaに行く」と言ってもらえるよう、認知拡大を目指しています。
将来の展望として、埼玉西武ライオンズだけに限定せず、野球界全体を盛り上げたいと考えています。すでに青梅市内の少年野球をサポートする目的として、キャラクターがデザインされた練習用Tシャツを寄贈されています。今後も、埼玉西武ライオンズのオフィシャルスポンサーをはじめ、さまざまな活動をされるそうです。
お客さまの声
オフィシャルスポンサー契約による効果ははっきりとした数字ではわかりにくいものですが、各店舗から、埼玉西武ライオンズの試合についてお客さまと盛り上がったという話はよく聞きます。冠試合の日に実施するイベントの準備では、なんとなく名前だけ知っていた他店のスタッフと顔を合わせて、「○○さんか!」と盛り上がり、楽しんでいるようです。自分たちの冠試合で優勝が決まるなんてことがあればいいねと、社員同士で話しています。そのためにも、これからもしっかりとライオンズファンとして応援していきます!
本山 和彦 さま